学校向け己書(おのれしょ) 出張授業のご案内

Shepherdman Academy 毘沙門己書道場

書くことが、整う時間に。

字が下手でも大丈夫です。筆ペン1本で、生徒が自分の言葉と向き合う時間をつくる出張授業です。上手い・下手を評価せず、生徒一人ひとりが自分の作品を1枚仕上げます。

① 己書とは

己書は、専用の筆ペンで文字やイラストを自由に書く表現アートです。書き順や整った字形にとらわれず、「正しく書く」のではなく「自分らしく書く」ことを大切にします。書道の経験は不要で、1コマの中で生徒全員が作品を仕上げます。

己書の学校向けプログラムは「己書式学校共育」として、一般社団法人日本己書道場が全国で展開しています。指導にあたる師範は、上手い・下手という評価ではなく、生徒それぞれの特徴を活かす点を重視して声をかけます。文字そのものより、己書を描いた行為自体を認め、生徒と共に考え、共に育てる姿勢を大切にしています。

己書の作品(三上真潤)
己書の作品(三上真潤)
己書の作品(三上真潤)

② 学校で行う意義

己書は「総合的な探究の時間」の“まとめ・表現”の段階や、特別活動・キャリア教育の一環として実施できます。「正解がない」という一点が、こうした場面と相性がいい理由です。テーマを与えられた生徒が自分の言葉を選び、筆を動かし、自分の手で1枚の作品に仕上げます。仕上げた作品をお互いに見せ合い、なぜその言葉を選んだかを話す時間は、自己理解と他者理解の両方につながる機会になります。

低学年や特別支援学級の生徒には、丸や自由な線を書くだけでも十分な作品になります。「どう書きたい?」という問いかけと「味があるね」という声かけを大切にしているため、字を書くことが得意でない生徒も、自分のペースで参加できます。

実際のご様子から

  • 漢字をまだ習っていない子どもが、文字を「絵」として捉えることで、漢字の作品をのびのびと書き上げる場面がありました(小学生向け講座)
  • 特別支援学級では、生徒たちの集中力と独創性が際立っていました

実績

愛知県大府市では2019年度から2024年度まで6年間、市内の小中学校で継続実施されています。全国では愛知県(301件)をはじめ、静岡・栃木・福井など20都道府県で実施実績があり、小学校の特別支援学級11校・中学校の特別支援学級15校、不登校支援施設でも3件の実施実績があります(一般社団法人日本己書道場調べ)。大府市の校長会でのプレゼンテーションをきっかけに導入が広がった経緯があり、元大府市教育長からの推薦や、福井新聞・中日新聞など地方紙への掲載実績もあります。

青森県内では、青森市内小学校の特別支援学級、青森県横浜町(小学生)、高校生向けイベントで実施しており、小学生から高校生まで対応しています。

③ 出張授業のかたち

授業の流れ(3ステップ)

  1. 01導入・練習 — 己書とは何か、道具(専用筆ペン)の説明。「上手く書こうとしなくていい」というルールを共有し、筆ペンに慣れる練習をします。
  2. 02本番制作 — テーマを決めて清書します(例: 卒業記念作品、2分の1成人式、自分の好きな言葉、将来の一文字など)。テーマは学年行事に合わせて設定できます。講師と運営スタッフの2名が机間を回りながら声をかけます。
  3. 03共有・振り返り — 完成した作品をお互いに見せ合い、なぜその言葉を選んだかを一言ずつ話します。
己書の講座の風景
己書の講座の風景

実施時間の例

  • 90分×1枠での実施(2コマ連続の枠や行事枠など。学校の時間割に合わせて調整できます)
  • 50分×2コマ実施
  • 50分×1コマ実施(内容を絞って対応)

学校の時間割に合わせて調整可能です。

実施形態

  • 対象: 1クラス単位(学年不問)
  • 受入人数: 1クラス40名程度まで対応可能です。講師1名・運営スタッフ1名の計2名で伺います
  • 会場: 普通教室で実施可能です
  • 学校側にご用意いただくもの: 机・椅子・新聞紙(机に敷く用)・練習用のコピー用紙程度
  • 講師が持参するもの: 専用筆ペン・色紙など制作に必要な道具一式

連続実施(複数コマ・複数回)や、特別支援学級向けに進行速度・題材を調整した講座にも対応します。

費用

貴校のご負担は、実施費用(貴校の規定に準じます)と交通費(実費)です。お支払いは実施主体のNPO法人ハートスポット宛となり、見積書・請求書を発行いたします。教材費(筆ペン・色紙など制作に必要な道具一式)は実施主体側で負担します。

まずは授業1コマでの体験実施もご相談いただけます。

④ 講師紹介

毘沙門己書道場 師範 三上真潤

(日本己書道場 第51期 道場師範/発達支援教育士)

青森県内で教育・福祉の現場を中心に、己書を通じた活動を行っています。青森市内小学校の特別支援学級、青森県横浜町(小学生)、高校生向けイベントで実施経験があり、小学生から高校生まで対応します。

毎週土曜10:00〜12:00、ハートスポット(青森市浜田)で定期講座を開催しています。実施前の見学も歓迎です。

⑤ お申込み・お問い合わせ

  • 実施主体: NPO法人ハートスポット(青森市浜田字豊田368 コーポ福井)
  • 講師: 毘沙門己書道場 師範 三上真潤

お申込みから実施までの流れ

  1. 01お問い合わせ
  2. 02事前打合せ(実施内容・費用の確定)
  3. 03日程確定
  4. 04実施

実施日・時間帯は、ご相談のうえ柔軟に調整いたします。校内でのご決裁手続きがある場合は、日程に余裕を持ってご相談ください。まずは概要説明・見学のご相談からお気軽にどうぞ。

お問い合わせ

  • 担当: 川村伎海(かわむら たくみ/NPO法人ハートスポット)
  • TEL: 050-6870-3765
  • Mail: contact@shepherdman.org